クラシック ピアニスト

アシュケナージ【ショパンを聴くなら鉄板】指揮者もこなす多才のピアニスト

今回はウラディーミル・アシュケナージ(以下、アシュケナージ)のご紹介です。
現在においてマルタ・アルゲリッチ、ポリーニと並び、最高峰と称されるピアニスト。

確かな技術、端正な音色でクセのない親しみやすい演奏を聴かせてくれるのでクラシック音楽入門者にもピッタリです。

アシュケナージの少年時代

アシュケナージは1937年、旧ソ連で生まれました。
父のダヴィッド・アシュケナージはロシア連邦人民芸術家の称号を授与されるほど、祖国では有名な音楽家でした。

アシュケナージは6歳でピアノをはじめ2年後にはモスクワでコンサートを開いていたそうです。
8歳でコンサートです・・・。
まぁ勿論、才能はあったのでしょうが日本でいう2世タレントみたいなものなので、子どもの頃は親の七光りも多少あったかも知れませんねwww
ただアシュケナージは、それでは終わらずピアニストとしてグングンと成長していきます。

9歳でモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学。
同学校は世界三大音楽院の一つであるモスクワ音楽院の付属教育機関ですから音楽のエリートコースを歩む訳です。
そしてアシュケナージが世界的に脚光を浴びるのが、ショパン国際ピアノコンクールです。

アシュケナージのコンクール実績

クラペン
クラペン
この動画は過去のコンクールに出場した際の映像もあるし、アシュケナージを知るにはもってこいだよ

ショパン国際ピアノコンクールは波乱含みの2位に

アシュケナージが出場したショパン国際ピアノコンクールは1955年の第5回大会。
当時18歳でした。
ちなみに次の大会の第6回大会で優勝したのがポリーニ、さらにその次の第7回大会で優勝したのがマルタ・アルゲリッチです。
この両名についての記事も書いてますのでよろしれば併せてお読みください。

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この両名と並び称されるアシュケナージなので結果が期待されるところですね。

ところがアシュケナージの演奏は他を圧倒していたようですが、結果は2位に。
この結果には審査員に間でも波紋を呼び、同大会の審査員を務めていたアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリはこの結果を不服とし、審査員の降板を申し出たそうな・・・。

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリはマルタ・アルゲリッチやマウリツィオ・ポリーニも師事したほどの人物だったので「見る目」は確かだったと思うのです。
またこの時、優勝したのがアダム・ハラシェヴィチというポーランド出身のピアニストです。
そう、開催地の地元出身だった訳です。

私は当時の演奏を聴いた訳ではないので何とも言えませんが、この結果にはアシュケナージの祖国であるソ連とポーランドの政治的問題やらが関与しているという噂もあるようです。
また多少、地元有利の傾向があったかも知れませんね。

国の威信をかけたコンクール

ショパン国際ピアノコンクールでは残念な結果に終わったアシュケナージですが、翌年の1956年には、エリザベート王妃国際コンクールで優勝しピアニストとしてさらに脚光を浴びます

そして1962年、第2回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門に出場します。
同大会は当時は新設されてから2回目の大会ですが、祖国のソ連が主催する大会です。
記念すべき第1回大会はアメリカのピアニストが優勝したらしいので・・・。

同大会でのアシュケナージの優勝に対するプレッシャーは相当のものだったようです。
結果は何とかイギリスのピアニスト、ジョン・オグドンと分け合う形での優勝。
何とか面目は保ちますが・・・。

国を背負って活動することに疲れたのかその後、アシュケナージは亡命することになります。
1963年にイギリスへ、1968年には妻の祖国であるアイスランドに籍を移します。

ピアニストと指揮者の両立

クラペン
クラペン
この動画は2018年、アイスランド交響楽団の指揮者として日本のピアニスト、辻井伸行さんと共演するコンサートのお知らせだよ

アシュケナージは1970年以降から指揮者としても活動を始めました。
最初は冷ややかな目で見られていたようです。

しかし次第に評価されはじめ、指揮者としてロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団と共演し、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団では音楽監督、首席指揮者も務めるまでに至ります。上項目で紹介した動画『アシュケナージを知ってますか』はちょうどNHK交響楽団の音楽監督に就任する頃に特集されたものです。

アシュケナージは同時期に活躍したピアニストの奔放で気分屋な感のあるマルタ・アルゲリッチや思慮深くて少し硬いイメージのあるポリーニに比べると非常に気さくで親しみやすい人柄に感じます。

周囲と調和を取るのに長けてそうなので指揮者としても向いていたのかも知れませんね。

ピアノの演奏をとってもマルタ・アルゲリッチやポリーニは良い意味でクセがあると言いますかエッジの利いた演奏をするのに対し、アシュケナージはどちらか言うと万人受けする演奏です。

ですのでクラシック音楽の入口には最適なのです。

アシュケナージのおすすめCD

アシュケナージのCDは200枚以上もリリースされているようです。
これだけのCDをリリースしているのはクラシック音楽では超有名な指揮者カラヤンぐらいだとか。
この中からおすすめを1枚選ぶのは難しいところですが・・・。

しっとりとショパンのノクターン(夜想曲)などはいかがでしょうか。

「ショパンのノクターンって何?」と思われた方は是非こちらの記事もご覧ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
クラシック音楽にちょっと興味があるけれど何を聴いて良いかわからない・・・。
って方は是非、アシュケナージのCDを手に取ってみてください!

以上、「アシュケナージ【ショパンを聴くなら鉄板】指揮もこなす万能のピアニスト」でした。

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