ベートーベン有名ピアノ曲

ベートーベンの熱情(ピアノソナタ)を紹介するよ!【ベートーベン中期作品における最高傑作】

今回はベートーベンのピアノソナタ第23番『熱情』のご紹介です。
この『熱情』という曲は32曲あるベートーベンのピアノソナタの中でも3大ピアノソナタに数えらる名曲でベートーベン中期作品における最高傑作の一つにも挙げられます。
『熱情』の演奏が聴ける動画やおすすめCDも用意してますので是非、ご覧ください。

ベートーベンの熱情について

ベートーベンが活躍した時代においてピアノソナタは交響曲や弦楽四重奏と並び、主要ジャンルの一つとされます。
古典派時代はピアノの性能が飛躍的に発展した時代。
ベートーベンのピアノソナタは作曲時に所持していたピアノの音域の広さを最大限に引き出そうとした傾向があります。
今回、ご紹介する『熱情』は1804~1805年に作曲されましたのでエラール製のピアノを使っていた時期です。
当時の最新であったエラール製のピアノの音域をフルに使って作曲されたのがこの『熱情』という曲です。

年代 使用していたピアノと音域
初期(1782~1802年頃) ウィーン・ワルター製(61鍵、1F~f3)
中期(1803~1816年頃) フランス・エラール製(68鍵、1F~c4)
後期(1817~1823年頃) イギリス・ブロードウッド製(73鍵、1C~c4)

絶望から脱却した後のベートーベン中期の最高傑作

1802年、ベートーベンは甥のカールと弟のヨハンに手紙を送っています。
後にその手紙は「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれ、内容は日ごとに悪化する難聴について絶望を感じている様子が書かれていました。
音楽家として耳は命といって過言ではありません。
当時、ベートーベンが感じていた音楽家としての将来に対しての絶望は相当なものだったと察することができます。

しかしベートーベンは遺書を書いてから1~2年後にはピアノソナタ第21番『ワルトシュタイン』、交響曲第3番『英雄』、そして今回ご紹介していますピアノソナタ『熱情』とベートーベンの中期の最高傑作と言われる後世に語られる名曲をどんどん世に送り出してます。

ベートーベンの熱情の名前の由来は?

1807年に楽譜が出版された時の、表紙に書かれたいたタイトルは『ピアノソナタ第54番 作品57』。
そう、『熱情』ではなかったようです・・・。

同曲が『熱情』と呼ばれるようになったのは1838年。
ベートーベンの死後から10年ほど後にハンブルクで出版される際につけられたそうです。

当時の最新ピアノの音域をフルに使い、燃えるような激しい感情を見事に表した曲なので『熱情』とつけられたのでしょう。

映画・テレビで使われている熱情

ベートーベン3大ピアノソナタと呼ばれるだけあり映画・テレビにも良く使われます。

■熱情が使われた映画・テレビ

  • 西部警察 PART-III(ドラマ)
  • SP 警視庁警備部警護課第四係(ドラマ)
  • 少女に何が起ったか(ドラマ)
  • リングにかけろ(アニメ)
  • ルパン三世 ※TV第2シリーズ(アニメ)

ベートーベンの熱情おすすめ動画

ベートーベンのピアノソナタ『熱情』の1~3楽章を聴いてみましょう!

ピアノソナタ 「熱情」 第1楽章(宮里倫史 )


冒頭は静かに始まった・・・と思えば主旋律に入ると『熱情』のタイトルに相応しい激しい演奏が続きます。

ピアノソナタ 「熱情」 第2楽章(干野宜大 )


第2楽章は少し穏やかな印象を受けます。
3楽章あるうちのちょうど真ん中に位置するので第1楽章からのクールダウンとも取れますし、第3章に向けてパワーをため込んでるようにも感じますね。

ピアノソナタ 「熱情」 第3楽章(ヴァレンティーナ・リシッツァ )


第3楽章では再び激し演奏に。
本曲のクライマックスであり一番の聴きどころでもあります。
スピーディで寸分の隙のない音楽構成で聴く人に『熱情』を思わせるのにはピッタリの本曲ですが演奏の難易度は非常に高いのだとか・・・。

ベートーベンの熱情おすすめCD

1枚は辻井伸行さんのアルバム『ベートーヴェン:《悲愴》《月光》《熱情》』。
ベートーベンの3大ピアノソナタがセットなったお馴染みのやつですwww
どの曲も素晴らしい演奏なのですが特に今回ご紹介した『熱情』はそれこそ辻井さんの内なる熱情が溢れんばかりの演奏で必聴です!

2枚目はセルゲイ・エデルマンのアルバム。
こちらも3大ピアノソナタのセットかと思えば、『悲愴』の代わりに『第4番』が収録されています。
セルゲイ・エデルマンはショパンのようなゆったりした曲が得意な印象もありますが、『熱情』のような激しい曲も素敵に演奏されてます。
そしてこのアルバムはAmazonプライム会員なら無料で聴けるのでAmazonプライム会員の方は是非、聴いてみてください!

created by Rinker
¥2,925
(2019/12/12 03:29:23時点 Amazon調べ-詳細)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ベートーベンはこのピアノソナタ第23番『熱情』を発表してから暫くピアノソナタをつくっていません。
故にベートーベン中期の時点におけるピアノソナタの集大成という見方もあり、「最高傑作」と言われる所以でもあるのでしょう。

以上、ベートーベンピアノソナタ第23番『熱情』のご紹介でした。

クラシック音楽をお得に聴くにはこれ!

クラシック音楽に興味を持ち始めたら色んな曲を聴きたくなりますよね!
でも聴きたい曲をCDで購入したら結構なコストになります。

しかしAmazonプライム会員なら安価な年会費でかなりのクラシック音楽を堪能することができます。
今をときめくクラシックアーティストのCDを多く聴きたいならAmazon Music Unlimitedに入会すれば本サイトでご紹介している比較的最近リリースされたアルバムでも聴ける可能性があります。
是非、下記ボタンをクリックし、紹介記事をご覧ください!
新規登録後30日間は無料です。

プライム会員の情報をもっと知る