ベートーベン有名ピアノ曲

ベートーベンの悲愴(ピアノソナタ)を紹介するよ!【ピアノ動画・おすすめCD紹介など】

今回はベートーベンのピアノソナタ『悲愴』のご紹介です。
32曲あるベートーベンのピアノソナタの中でも比較的初期の作品で且つ代表作でもあります。
第2楽章が特に有名でご存知の方も多いと思いますが第1~3楽章を聴ける動画やおすすめCD情報もご用意しましたので是非、ご覧ください。

ベートーベンの悲愴について

ベートーベンが活躍した時代においてピアノソナタは交響曲や弦楽四重奏と並び、主要ジャンルの一つとされます。
古典派時代はピアノの性能が飛躍的に発展した時代。
ベートーベンのピアノソナタは作曲時に所持していたピアノの音域の広さを最大限に引き出そうとした傾向があります。
今回、ご紹介する『悲愴』は1797~1798年の作曲ですのでウィーン・ワルター製のピアノで作曲したことになります。
比較的初期つくられた曲なのですね。

年代 使用していたピアノと音域
初期(1782~1802年頃) ウィーン・ワルター製(61鍵、1F~f3)
中期(1803~1816年頃) フランス・エラール製(68鍵、1F~c4)
後期(1817~1823年頃) イギリス・ブロードウッド製(73鍵、1C~c4)

悲愴はベートーベンの出世作!?

『悲愴』は32曲あるベートーベンが作曲したピアノソナタの中でも『月光』『熱情』と合わせてベートーベンの3大ピアノソナタと呼ばれているほど有名な曲です。
(もっともこの3曲が「3大ピアノソナタ」と呼ばれるのはレコード会社の戦略もあったそうですが・・・)

その中でも『悲愴』は第8番と一桁の番号がついている通り、比較的初期の作品です。
楽譜が出版された頃から評価も人気も高く、ベートーベンがピアニストとしてではなく作曲家としても知名度を上げるきっかけとなった作品です。

ベートーベンの悲愴というタイトルは誰がつけた!?

クラッシク音楽の名曲のタイトルは曲のイメージにより後からついたものが多いです。
同じベートーベンの3大ピアノソナタに挙げられる『月光』はそのパターンです。
(ベートーベンの死後に『月光』と名付けられた)

しかしこの『悲愴』についてはベートーベン本人が付けたのか?、またそのタイトルの意味は何なのか?は定かではありませんが、楽譜の初版の表紙に『悲愴』というタイトルが掲載されていましたので少なくともベートーベンはこのタイトルについて了承済ということになります。

『悲愴』というのは「深い悲しみ」という意味。
ベートーベンが『悲愴』を作曲したのはちょうど難聴を自覚した時期です。
自身の音楽家としての将来を憂いて作ったのか、ベートーベン個人の悲しみではなくもっと大きな意味を持たせたのか・・・。

ベートーベンが直接、この曲について言及したことがありませんので『悲愴』をどのように感じるかは聴き手の理解に委ねられることになります。

テレビ・映画で使われた『悲愴』

『悲愴』が使われた映画・テレビをご紹介します。
洋楽・邦楽で編曲されて演奏されたり一部が使われたりすることもあります。

■悲愴が使われた映画・テレビ・曲

  • ウォール・ストリート(映画)
  • 銀河英雄伝説(テレビ)
  • のだめカンタービレ(テレビ)
  • ビリー・ジョエル 「THIS NIGHT」(第2楽章)
  • 平原綾香&藤澤ノリマサ「Sailing my life」(第2楽章)
  • 上原ひろみ 「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番《悲愴》第2楽章」

こちらは『悲愴第2楽章』の歌付きのカバー『Sailing my life』。
歌詞が付くとピアノ演奏とは、また違った印象を受けますが聴けばちゃんと『悲愴』のメロディになっていて新鮮です。

ベートーベンの悲愴おすすめ動画(長富彩)

ベートーベンのピアノソナタ『悲愴』の第1楽章~3楽章まで聴いてみましょう!
今回の動画は全て現在、日本で活躍するピアニスト長富彩さんの演奏です。

悲愴 第1楽章


最初からズシリと重たい感じの曲です・・・。
途中からテンポは速くなり鮮やかに聴こえる面もありますが、やはりどこか悲しさが伝わるメロディですね。

悲愴 第2楽章


第2楽章は一番有名かも知れません。
映画・テレビ、アレンジカバーで使われるのはこの第2楽章が多いです。
第1楽章のメロディに比べると少し穏やかな印象を受けますね。

悲愴 第3楽章


第3楽章でテンポも速くなり一気にクライマックスへ進む!って感じですね。
『月光』もそうでしたがベートーベンのピアノソナタは第1楽章はゆっくりでどんどん盛り上がる形式の曲が多いのですが、これは当時として画期的だったようです。

ベートーベンの悲愴おすすめCD

1枚目は長富彩さんのアルバム『Nagatomi plays Beethoven』。
2016年のアルバムで比較的最近のものです。上で紹介した動画は2008年の時の演奏なので10年前のものです。
動画の演奏も良いですがアルバムの方がより円熟された演奏が聴けますよ!

2枚目は安定のアシュケナージのアルバム。
『ベートーベン:ピアノ・ソナタ<悲愴><月光><熱情>』を紹介します。
お馴染みの3大ピアノソナタがセットでついてくるアルバムですwww
演奏は現役最高峰のピアニスト、アシュケナージなので安心しておススメできます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

ピアノソナタのように3楽章ある曲は「どれか1楽章だけ知っている」というパターンも多いと思います。
『悲愴』に関しては第2楽章がそれにあたると思いますが・・・。
3楽章を通して聴くとまた違った印象を受けたのではないでしょうか。

以上、ベートーベンのピアノソナタ『悲愴』のご紹介でした。

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