今回はショパンのバラードのご紹介です。
バラードというのは今のJ-POPでもありますよね。
あなたはバラードにどんなイメージを持っていますか？
スローテンポで、美しくも切ないメロディで・・・。
こんなイメージではないでしょうか。
ではショパンのバラードとはどのうような曲だったのかを見て行きましょう。
Contents
ショパンのバラードについて
バラードとは物語風の様式を持った音楽のことを指し「物語を感じさせる曲」という意味合いがあるようです。
ショパンは器楽におけるバラードの先駆者でショパンが書いた4つバラードは全て同世代の詩がベースになっています。
シューマンが絶賛したバラード第1番
ロマン派時代に活躍した作曲家・評論家のシューマンはショパンを高く評価していました。
1831年頃、まだ若かりし頃のショパンの楽譜を見て感動しエッセイを書きます。
しかしそのエッセイが雑誌に掲載され、それを見たショパンはシューマンの見解があまりにも検討違いなので呆れてしまったようですwww
実際にシューマンとショパンはそれから5年後の1836年に出会います。
その時点ではシューマンはショパンのバラードの第1番を一番好きだと言っていたようです。
ショパンはそんなシューマンにバラード第2番を献呈しますが、シューマンはこの第2番はそれほど好きではなかったようですwww
ショパンのバラードが使われた映画・テレビ等
シューマンが絶賛したバラード第1番が使われた映画・テレビ等をご紹介します。
■映画・テレビ等で使われたショパンのバラード
- 世紀末の詩（テレビドラマ）⇒バラード第1番
- 戦場のピアニスト（映画）⇒バラード第1番
- 四月は君の嘘（アニメ）⇒バラード第1番
- フィギアスケート（浅田真央）⇒バラード第1番
- フィギアスケート（羽生結弦）⇒バラード第1番
浅田真央選手は2010-2011シーズンのエキシビションで羽生結弦は2015、2015-2016シーズン、2017-2018シーズンのショートプログラムでバラード第1番を使用しました。
ショパンのバラードおすすめ演奏
『バラード第1番』と『バラード第4番』が聴ける動画をご用意しました。
是非聴いてみてください！
ウラディーミル・アシュケナージ（バラード1番）
現在、最高のピアニストの一人として名高いウラディーミル・アシュケナージの演奏でバラード第1番をご堪能ください。
途中でショパンの写真や解説も出てくる興味深い動画になってます。
辻井伸行（バラード4番）
本ブログで度々、ご紹介させていただいている辻井伸行さんの演奏でバラード第4番を。心に染みる演奏です。
ショパンのバラードおすすめCD
今回は上の動画コーナーで紹介したピアニストのアルバムをご紹介します。
1枚目はアシュケナージのアルバム『バラード&スケルツォ』。
現在、最高峰のピアニストの一人として称えられる人だけあり、素晴らしい演奏です。
2枚目は辻井伸行さんのアルバム『エチュード&バラード』。
彼独特の純粋で澄んだ音色、そして確かな技術力を兼ね備えた心に染みる演奏を堪能できます。
アシュケナージのアルバムはバラードの他にスケルツォが、そして辻井伸行さんのアルバムにはエチュードが収録されています。
ショパンのバラードは4曲しかないのでアルバムにする場合はこうなりますよねwww
まとめ
いかがでしょうか。
今の時代のバラードはスローテンポで切なげなメロディでラブソング的な曲の総称の形で使われ、ショパンの器楽バラードとはちょっと定義が違いますが・・・。
ショパンのメロディは美麗で儚げな感じがするし、今のバラードは歌詞はついていて物語性もあるし・・・。
意外と違和感がないかも知れませんね。
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