フランス印象派を代表する作曲家、ドビュッシーの有名作品をご紹介していきます。
親しみやすく且つセンスの良いピアノ曲や革新的な試みで評価の高い交響詩などドビュッシーの作る曲はとにかくセンスの塊って感じで名曲揃いです!
Contents
ドビュッシー有名作品①
月の光【ベルガマスク組曲】
テレビCMにもよく使われるとても有名なピアノ曲です。
月と言えばベートーベンのピアノソナタ『月光』も有名ですがドビュッシーの『月の光』も負けていません!
どちらも月を連想させる曲調だけに静かな曲ですがドビュッシーの『月の光』の方がロマンティックで親しみやすい感じを受けますね!
『月の光』はベルガマスク組曲の第3曲目となります。
この曲だけがあまりにも有名なので単独で演奏されることも多いです。
ドビュッシーの『月の光』について詳しく書いた記事もありますので合わせてご覧ください。
ドビュッシー有名作品②
海
葛飾北斎の浮世絵がオーケストラスコアの表紙に使われたことでも有名なドビュッシーの交響詩『海』。
単に『海』を表現した交響詩というだけでなく、斬新な発想を持って作られた作品で後世の評価も非常に高いです。
しかし、発表当時はあまり評判が良くなかったとか・・・。
その理由はこちらの記事に書きましたので合わせてご覧ください。
ドビュッシーの有名作品③
亜麻色の髪の乙女
『亜麻色の髪の乙女』はドビュッシーの前奏曲集の第1巻の第8曲目となります。
ドビュッシーの前奏曲の第1巻は色んな国の舞曲のテイストを散りばめた異国情緒あふれる曲集に仕上がっており、それぞれの曲もキャッチーなメロディで単独で演奏されるケースが多いです。
その中でも特に人気の曲が今回ご紹介しております『亜麻色の髪の乙女』なのです!
『亜麻色の髪の乙女』を取り上げた記事もありますので合わせてご覧ください。
ドビュッシー有名作品④
夢
フランス印象派を代表するドビュッシーらしく芸術性の高いピアノ曲です。
旋律はフワッとしていて何かはっきりしない感じも受けますが何故が心地よく美しい曲に思える不思議な曲調です。
本当にセンスの塊ですね~。
しかしこの『夢』というピアノ曲をドビュッシーはあまり気に行っていなかったとか・・・。
その理由はこちらの記事に書きましたので合わせてご覧ください。
ドビュッシーの有名作品⑤
アラベスク1番
アラベスクとは「アラビア風の模様」という意味があり、イスラム美術の装飾模様のことを指すようです。
ドビュッシーは前項で紹介した『海』には日本の葛飾北斎の浮世絵をオーケストラスコアの表紙にしたりしてますので異国の美術を積極的に取り入れていたことがわかりますね。
曲調は個性的ですが、「綺麗な曲」と思わせるセンスもしっかり感じさせているところは流石です!
アラベスクについての記事もありますので合わせてご覧ください。
ドビュッシーの有名作品⑥
牧神の午後への前奏曲
ドビュッシーの出世作とも言える『牧神の午後への前奏曲』。
詩人マラルメの『牧神の午後』に感銘を受けて作られた曲とされています。
ドビュッシーって音楽以外の色んな芸術から触発されて名曲を生み出してきた作曲家なんだと改めて思います。
管弦作品で、その中でもフルートが重要なパートを担っている曲でもあり、フルートの音色が好きな方には是非、聴いてもらいたい曲です。
ドビュッシーの有名作品⑦
版画
『塔』『グラナダの夕べ』『雨の庭』の3曲からなるピアノ曲集です。
前項で紹介した『前奏曲集第1巻』もそうでしたが、この『版画』というピアノ曲集もアジア(塔)、スペイン(グラナダの夕べ)、フランス(雨の庭)と各国々を連想させる曲調に仕上がっており異国情緒あふれる作品でもあります。
綺麗で芸術性の高さを感じる作品ですが『月の光』や『亜麻色の髪の乙女』に比べると親しみやすさは感じないかな~。
ドビュッシーの有名作品⑧
喜びの島
フランスの画家、アントワーヌ・ヴァトーの作品『シテール島への巡礼』に影響を受けて作られた曲です。
絵画から着想を得て作られた作品といえばロシア5人組のムソルグスキーの作品、『展覧会の絵』を思い出します。
そういえばドビュッシーもこのロシア5人組とは面識があったようです。
ロシア5人組についての記事もありますので合わせてご覧ください。
ドビュッシーの有名作品⑨
夜想曲
『夜想曲』といえばショパンでピアノ小品という印象がありますが、ドビュッシーの『夜想曲』は3曲からなる管弦楽曲です。
しかもショパンが確立した『夜想曲』のジャンルとはあまり関係なく、耽美主義のアメリカの画家ホイッスラーの『ノクターン』と題された絵画のシリーズから着想を得たと言われています。
確かに曲を聴くとショパンのノクターンとはまた違った印象ですね~。
ショパンのノクターンについての記事もありますので合わせてご覧ください。
ドビュッシーの有名作品⑩
子供の領分
ドビュッシーは女癖が悪いことで有名で生涯、数々の女性を泣かせてきましたが、娘は溺愛していたようです。
『子供の領分』は愛娘のエマに捧げたピアノ曲。
しかしドビュッシー自身の子供、エマを思い描いた作品という訳でなく「大人が子供らしい気分に浸る」という意味合がある曲だそうです。
そう考えるとシューマンの『子供の情景』にコンセプトが似てますね。
ただシューマンの『子供の情景』はコンセプト通りに可愛らしく懐かしい感じのする曲調でしたが、ドビュッシーの『子供の領分』は幾分、洗練された感じがしますねw
シューマンの『子供の情景』の記事もありますので合わせてご覧ください。
まとめ
ドビュッシーのつくる音楽は芸術性が高く、革新的な作品を多く残したので「通好み」な印象もありつつ『月の光』や『亜麻色の髪の乙女』のような万人受けする要素もあるので是非、抑えておきたい作曲の1人です。
以上『ドビュッシーの有名作品10選【印象派を代表する名曲揃い】』でした。
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