クラシック音楽のマメ知識

クラシック音楽のジャンルを知ろう【交響曲とはどのような音楽なの?性格的小品って?】おすすめ作曲家紹介も!

クラシック音楽に興味がある方でも「範囲が広すぎて何のジャンルを聴いて良いかわからない!」という方も多いと思います。
また「交響曲とはどのような音楽なの?性格的小品って?」とジャンルの詳細についても知りたい方もいらっしゃると思います。
今回は各ジャンルの様式や楽器編成、おすすめ作曲家についてご紹介していきます。

クラシック音楽ジャンル①ピアノ曲

クラペン
クラペン
曲の時間も手ごろで初心者にも聴きやすいよ!

ピアノは多数の楽器で編成されるオーケストラの音域を全カバーできるという万能楽器です。
また自宅になくとも音楽の授業などで先生が弾いてくれたりするので日本人にとっては子どもの頃から親しみのある楽器と言えます。
なのでクラシック音楽の初心者向けとしておすすめです。
ピアノはソリストとしてオーケストラと共演したりもしますが(協奏曲など)ここではピアノの独奏曲のジャンルをご紹介します。

性格的小品って?

簡単に説明しますと特に決まった形式で作られた訳でなく自由な発想で作曲されたピアノ曲のことを指します。
曲が短めなところもクラシック音楽の初心者向きだと思います。

代表的な性格小品の曲

■主な性格小品の曲名

  • ワルツ
  • エチュード(練習曲)
  • ポロネーズ
  • マズルカ
  • プレリュード(前奏曲)
  • ノクターン(夜想曲)
  • ラプソディ(狂詩曲)
  • ファンタジア(幻想曲)
  • カプリッチョ(奇想曲)
  • インテルメッツォ(間奏曲)
  • アンプロンプチュ(即興曲)

性格小品のおすすめ作曲家

ピアノといえばまず思い浮かべるのがショパンです。
生涯で作曲したのは全てピアノ曲。しかもその大半がピアノ1台だけで演奏できる曲で、多くの性格小品を世に送り出しました。
ショパンの曲の特徴は甘美な旋律で叙情的ということに尽きます。
良い意味でクセがなく誰が聴いても「美しい」と思える曲が多いです。

ショパンの曲は本ブログで紹介していますのでこちらも是非ご覧ください。

ショパン名曲10選【クラシックピアノといえばショパン!】クラシックピアノといえばこの人! 『ピアノの詩人』ショパンの名曲をご紹介します。 各曲ごとにおすすめ演奏動画と、より詳細に曲をご紹介...

 

次にご紹介するのがショパンと同じ時代を生きた音楽家、リスト。
リストは「ピアノの魔術師」と呼ばれるほど超絶技巧の持ち主で、難易度の高い曲をつくってはサロンで披露し聴衆を熱狂させました。
逆にショパン顔負けの甘美な曲で聴衆うっとりさせることもあり、当時のロックスターのような存在でした。
リストの作った曲は難易度が高く、高度な演奏技術を要する曲が多いのでリストの曲を弾きこなすことはピアニストとしてのステータスになることもあります。

特に『ラ・カンパネラ』という曲は腕に自信のあるピアニスト達が好んで演奏する傾向があります。

リストの曲については本ブログで幾つか紹介してますのでこちらも是非ご覧ください。

リストのピアノ名曲10選【クラシック音楽初心者のために厳選】今回はリストのピアノ名曲10選をご紹介します。 作曲家としても名を馳せたリストなのでピアノ曲意外でも名曲はありますが・・・。 やはり...

ピアノ・ソナタ

ソナタ形式のピアノ独奏曲のこと。
原則として3~4楽章で構成され、1楽章目はソナタ形式で作られています。(例外もあり)

ソナタ形式とは

ウィーン古典派によって確立された重要な楽曲形式で、交響曲・室内楽曲・ソナタなどで、主として第一楽章に用いられる。通常、主題の提示部・展開部・再現部・終結部から成る。
(大辞林 第三版より引用)

上記の通りですが専門的ですのでクラッシク音楽の初心者は特に気にせず聴いてもよいと思いますwww

ピアノ・ソナタ曲は前述の通り、複数楽章で構成されていますが夫々の楽章のみでも曲として成立していますので一つの楽章のみ聴いても問題ありません。

ピアノ・ソナタ曲のおすすめ作曲家

ロマン派以降は前述の通り、より自由な発想で作曲できる性格小品が主流となっため、ピアノ・ソナタ曲のおすすめは古典派以前の作曲家となります。

特におすすめなのがベートーベン。
ピアノの性能が向上して音域が広くなる度に、その音域をフルに活かした画期的なピアノ・ソナタ曲を発表し続けました。

ベートーベンの作品【ピアノソナタ編】まとめ今回はベートーベンのピアノソナタ作品についてご紹介します。 ベートーベンにとってピアノソナタは自身の音楽を革新的に発展させていくために...

クラシック音楽ジャンル②交響曲

交響曲とはどんな音楽なの?

交響曲は複数の楽章で構成されたオーケストラでの演奏のこと。
多くの演奏者で壮大なスケールで繰り広げられる演奏は圧巻でクラシック音楽の花形ともいえます。
演奏時間は30分前後の曲から長い曲では1時間を超えるものもあり、聴き応えは充分。しかし長い故に「クラッシクが退屈」という印象を与えることも・・・。

交響曲はイタリア・オペラの序曲(シンフォニア)を起源としてます。
序曲なのでオペラのストーリーとの音楽関連性がなかったので独立させて演奏できた訳です。
1700年代半ば頃にイタリアで生まれたシンフォニアはドイツに輸入されて現在のような大規模なオーケストラに発展していきます。
1700年代後半からは古典派と呼ばれる音楽家たちにより、交響曲はさらに発展していきます。

イタリア・シンフォニアと古典派交響曲の違い

■イタリア・シンフォニアの楽章の例

  1. 1楽章目⇒「急」速いテンポ
  2. 2楽章目⇒「緩」ゆったりしたテンポ
  3. 3楽章目⇒「急」速いテンポ

■古典派の交響曲の楽章の例

  1. 1楽章目⇒「急」速いテンポ
  2. 2楽章目⇒「緩」ゆったりしたテンポ
  3. 3楽章目⇒「メヌエット」ゆったりした3拍子の舞曲
  4. 4楽章目⇒「急」速いテンポ

古典派時代に活躍したハイドンは交響曲を100曲以上も作り「交響曲の父」と呼ばれ、ベートーベンも弟子入りしたくらい当時、影響力の強い音楽家でした。
神童、モーツァルトも40曲以上の交響曲を作曲してます。
そしてベートーベンは数こそ9曲ですが後世に影響を与える革新的な交響曲を世に送り出しました。

クラペン
クラペン
ベートーベンは全体を通して最終楽章に向かい大きな流れを作り上げたよ!

古典派時代の音楽についてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

古典派音楽の特徴・有名な曲・活躍した作曲家などの時代背景を知ろう!古典派音楽が主流だった頃は世界的に様々な変革があった時期でした。 そんな『変革の時代』に確立された古典派音楽とはどのような音楽だったの...

交響曲の楽器編成

交響曲は複数の楽章で構成されたオーケストラ演奏のこと。
ではオーケストラがどのような楽器編成なのか見て見ましょう。

■オーケストラの楽器編成

  • 指揮者
  • 第一ヴァイオリン
  • 第二ヴァイオリン
  • ヴィオラ
  • チェロ
  • コントラバス
  • フルート
  • オーボエ
  • クラリネット
  • ファゴット
  • ホルン
  • トランペット
  • トロンボーン
  • テューバ
  • ティンパニー・打楽器

概ねこんな感じです。
指揮者を中心に・・・。
前列に弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)、後列に管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーン、テューバ)そして打楽器が加わります。

ヴァイオリンのリーダーは「コンサートマスター(コンマス)」と呼ばれオーケストラのリーダーを務めます。

交響曲のおすすめ作曲家

おすすめはやはり交響曲が飛躍的に発展した古典派時代の作曲家。
ハイドン・モーツァルト・ベートーベンはおすすめです。

特にモーツァルトの最後の3曲(39~41番)、ベートベンの第3番「英雄」、第5番「運命」、第6番「田園」、そして第9番「合唱付き」は超有名です。


こちらはベートーベンの交響曲第6番『田園』です。

クラシック音楽ジャンル③管弦楽曲

交響曲意外のオーケストラの演奏を一括りに「管弦楽曲」と呼ぶことが多いのですが、今回は「交響詩」を中心にその一部をご紹介します。

交響詩

ロマン派時代に活躍したピアニスト、リストが開拓したジャンルです。
交響曲との違いは交響曲が複数の楽章で構成されるのに対し、交響詩は単一の楽章のみで、より自由度の高い形式になってます。
また交響詩は特定な詩や絵を題材にして作曲されます。


こちらの動画はリスト作曲の交響詩「前奏曲」。
「人生は死への前奏曲」というアルフォンス・ド・ラマルティーヌの詩に基づき、リストの人生観を表現した曲です。
皆さんはどんな風に聴こえますかw

もともと古典派以前に作曲された曲はジャンルを問わず、タイトルがつくことが稀でした。
中にはタイトルがある曲もありますが、これは後世の人がつけたというケースが多く、作曲家自身がつけたタイトルでないことがほとんどです。
古典派以前の音楽はオペラや歌曲のように歌詞を持たない音楽は、音楽の表現について聴き手の印象に任せるのが一般的でした。

ロマン派時代になるとベルリオーズが『幻想交響曲』という曲を発表します。
この曲は「ある多感な芸術家が想いの届かない相手を殺害し、その罪によって死後の裁きを受ける」というストーリーを音楽で表現した交響曲です。
このように作曲家自身が何を表現しているのか明確にした曲を標題音楽と呼びます。

このベルリオーズの『幻想交響曲』は当時、画期的な作品だったのですが、リストはさらに交響曲の形式すら無くした交響詩というジャンルを開拓した訳です。

クラペン
クラペン
ちなみに標題音楽の先駆けはベートーベンと言われてるよ

ベートベンの交響曲第6番『田園』にはそれぞれの楽章に「小川のほとりや情景」「雷雨・嵐」というコメントがついているそうです。
『田園』を標題音楽とするかは別にして、ほんの少しでも作曲の意図を明確に残しているという面ではベートーベンは標題音楽の先駆者と言えます。

バレエ音楽、劇音楽など

バレエや劇などの伴奏としても管弦曲(オーケストラ)は大活躍します。
「伴奏なのでバレエや劇ありきなのでは?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが・・・。


例えばチャイコフスキー。
『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』の曲は誰もが知ってる曲といっても過言ではありませんし、バレエの伴奏としてではなく、単体でリサイタルで演奏されることも多々あります。

クラシック音楽ジャンル④協奏曲

シンプルに言えばオーケストラとソリスト(独奏者)の共演です。
ソリストは万能ゆえにオーケストラのレギュラーに入っていないピアノやオーケストラでは主旋律を担当するヴァイオリンが担当することが多いです。

オーケストラがソリストの伴奏に徹する時もあり、また対等に掛け合いのように演奏する場面もあります。
またオーケストラが演奏を休み、ソリストのみが即興で演奏を披露する見せ所(カデンツァ)が用意されています。

ピアノ協奏曲はモーツァルトがおすすめ

ここからはピアノ協奏曲について書いていきます。
ピアノ協奏曲は「音楽の父」とい言われるJ・S・バッハの息子たちが発展に大きく貢献してます。
1770年頃まではピアノではなくチェンバロを使うのが一般的でしたが、J・C・バッハが1763年に出版したピアノ協奏曲(6曲セットの作品)はこの時点ですでにかなりの完成度です。

18世紀に入ると神童・モーツァルトが秀逸なピアノ協奏曲を発表し続けます。
ちょうどモーツァルトがウィーンで音楽家として独立した頃です。
当時の最高峰の演奏技術で自作自演を行い、人気を博していました。

ラフマニノフが挫折から立ち直ったピアノ協奏曲

1800年代後半から1900年代半ば頃に活躍したロシアの音楽家、ラフマニノフ。
彼は1897年に自身が作曲した交響曲第1番が大失敗に終わったことから数年間、作曲ができないほど落ち込んでいました。

復活ときっかけとなったのがピアノ協奏曲第2番。
親戚のジロティが指揮、ラフマニノフはピアノのソリストとして臨んだ初演で大成功をおさめ見事、復活しました。

クラシック音楽ジャンル④その他

一括りにして恐縮ですが・・・。
他のジャンルをご紹介します!

室内楽曲

二人以上で演奏を行う小編成の演奏のことを指します。
ヴァイオリンとピアノのデュオ、2名のヴァイオリンとヴィオラ、チェロからなる弦楽4重奏などが代表的な編成です。


ヴァイオリンを中心にした弦楽4重奏は優雅ですね~。

声楽

歌をメインにしたジャンルです。
現代のJ-POPでは主流ですね~。
歌い手が1人の場合は「歌曲」、大勢で歌う場合は「合奏曲」と呼ばれます。
大抵はドイツがフランス語で歌われます。

クラッシク音楽の歌曲ではシューベルトが有名ですね。
『魔王』などは学生時代の音楽の授業で聴いて衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

オペラ

歌劇ですね。
ストーリが歌によって進められていきます。
よく似たジャンルにミュージカルがありますが、こちらは歌とダンスと台詞の融合で進められるのでオペラの方がより音楽に依存した舞台と言えます。

故に伴奏となる音楽が重要なんですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本ブログ「クラッシクのひと時」は今のところピアノ押しですが・・・。
これからは幅広いジャンルのクラシック音楽を紹介していきたいと思います。

皆さまも是非、お気に入りのジャンルを見つけてくださいね!

クラシック音楽をお得に聴くにはこれ!

クラシック音楽に興味を持ち始めたら色んな曲を聴きたくなりますよね!
でも聴きたい曲をCDで購入したら結構なコストになります。

しかしAmazonプライム会員なら安価な年会費でかなりのクラシック音楽を堪能することができます。
今をときめくクラシックアーティストのCDを多く聴きたいならAmazon Music Unlimitedに入会すれば本サイトでご紹介している比較的最近リリースされたアルバムでも聴ける可能性があります。
是非、下記ボタンをクリックし、紹介記事をご覧ください!
新規登録後30日間は無料です。

プライム会員の情報をもっと知る