アニメ『ピアノの森』第5話の感想・あらすじや実際に使われた曲について解説していきます。
アニメの中で演奏された曲を深く知っていただくことでクラシック音楽を好きになるきっかけになればな~と思います。
第5話は「全日本学生ピアノコンクール」の地区予選の本選と予選通過できなかったカイのその後のお話です!
感想・あらすじはネタバレを含みますのでご注意ください。
※ネタバレを見たくない人は目次から「ピアノの森【アニメ版】で実際演奏された曲」まで飛んでね!
第5話で演奏された曲は『子犬のワルツ:ショパン』『華麗なる大円舞曲:ショパン』です。
Contents
ピアノの森【アニメ版】で演奏を担当している豪華ピアニストたち
漫画だと音が聴こえてきませんがアニメなら勿論、ピアノの演奏シーンではちゃんと音がありますw
才能豊かなピアニストの物語ですから登場人物のピアノ演奏を担当するピアニストも気になりますよね・・・。
ピアノの森【アニメ版】でピアノ演奏を担当しているピアニストについて紹介した記事がありますので合わせてご覧ください!

ピアノの森【アニメ版】第5話あらすじ・感想(ネタバレあり)
予想以上に落ち込むカイ
予選を突破できずに予想以上に落ち込むカイを見て複雑な阿字野。
カイの母、怜子は「気にしないでください。また森のピアノを弾けば機嫌が直りますから」と阿字野を気遣う。
阿字野は怜子に「カイくんを世界に出して見ませんか?」と話します。
怜子はカイを気遣っているのだと真に受けませんでしたが阿字野は真剣な様子。
しかしカイは「予選通過も出来なかったのに何が世界だ! 取り引きはもう終わり! 明日からまた森のピアノを弾く」とその気はないと告げます。
転校する修平
学校でも修平が予選通過したことの報告がありクラスメイトは祝福します。しかし、なんと同時に転校の報告もありました。
お父さんが有名ピアニストの修平は転校も多いのでしょうか!?
修平の転校について驚きと寂しさを隠せないカイでした・・・。
鳴らない森のピアノ
コンクールを経験したカイは森のピアノに対する執着が薄れたのか、今までは雨が降ったら壊れないようにすぐに森のピアノに駆け付けたのに今回は雨が降っても仕事の皿洗いを優先して駆けつけませんでした・・・。
雨ざらしになった森のピアノは鳴らなくなってしまいました。
その後も色々、手をつくしますが音が鳴りません。
とうとうカイはピアノを弾けなくなってしまいます。
自業自得とはいえ、鳴らなくなったピアノに寂しさを覚えるカイ。
一方、阿字野は寮のピアノに絶対、カイが戻ってくると確信していました。
聴衆の前でピアノを演奏する快感を覚えたカイは必ず、また普通のピアノを弾きたくなると思っているようです。
本選の始まり
さてコンクールの地区大会の本選。
予選を通過した10名のピアニストが演奏を行います。
課題曲はショパンのワルツ『子犬のワルツ』と『華麗なる大円舞曲』。
ショパンのワルツの中でも特に人気の高い曲です。
大会場のロビーで誉子を発見した修平は以前、カイが誉子のことを「便所姫」と言っていたことを思い出し、思わず吹き出してしまいます。
誉子のお付きの女性はそれを修平からの宣戦布告と怒りをあらわにしますが、誉子は落ち着いている様子。
誉子は今回の本選をカイのピアノを認めなかったコンクールに一石を投じようと密かに燃えているのでした。
一方、その頃カイはコンクールを見に行きたい気持ちはあったものの仕事があるために店で便所掃除をしています・・・。
コンクールの神様
審査員「みんなどうしちゃったのかしら?」
本選が始まると審査員たちが困惑している様子。
どうも本選を勝ち抜いたピアニスト達がカイの影響を受けてしまい楽譜通りの演奏を重視せずに自由に演奏しているらしい。
カイの才能を密かに認めていた審査員の佐賀は・・・。
佐賀「一ノ瀬のピアノに憧れるのはわかるけど凡人が天才の真似をしたってつぶれるだけだよ。 丁寧に楽譜をなぞっていくしか凡人に道はないんだよ」
そして凡人のお手本になるのはカイのような天才ではなく、修平のような秀才だと。
佐賀がそんな話をしていると修平の順番が回ってきます。
修平「カイくん、約束通りぼくは優勝するよ!」
そう固く誓い『子犬のワルツ』と『華麗なる大円舞曲』の演奏を始めます。
修平「ピアノの神様は君を選ぶかも知れないけど、コンクールの神様はぼくを選んでくれるはずだ!」
相変わらずの完璧な演奏で修平の演奏は終わります。
ウェンディ(カイ)と一緒に
そして誉子の出番。
誉子は才能がありながら緊張して本番では力を発揮できない性格をカイのお陰で克服できた女の子。
愛犬のウェンディの毛色とカイの髪色が同じことからカイのことをウェンディと呼んでます。
誉子「一緒に来たんだよウェンディ(カイ)。やっつけよう!出てきて!」
と演奏を始める誉子。
誉子の演奏を聴いた修平は驚きを隠せません。
修平「このピアノは!?」
そうカイの演奏を彷彿とさせる自由で魅力的なピアノ演奏。
細かいところはミスしているのに人を魅了し心地よいピアノ演奏・・・。
本選の結果は!?
今回の誉子の演奏は予選時のカイの演奏に通じるものがあり、審査が割れるのでは・・・。
と思いましたが今回はあっさり決まった様子。
しかし、一つだけ違った動きがありました。
優勝は雨宮修平。
この地区では初の満点での優勝とのこと。
誉子には順位はつけられず・・・。
落胆して会場を後にする誉子でしたが・・・。
審査員「今回の大会ではもう一つ初めてのことがあります。審査員の心に深く印象を残したということで審査員特別奨励賞が出ています。」
審査員「丸山誉子さん!」
誉子の演奏は順位こそ付きませんでしたが審査員奨励賞を受賞。
楽譜通りにキレイに演奏することを求められるコンクールに一矢報いた瞬間でした。
以降、第6話に続きます。
ピアノの森【アニメ版】で実際演奏された曲
子犬のワルツ:ショパン
『子犬のワルツ』はカイが本格的にピアノを演奏するきっかけになった曲ですね!
ピアノの森第2話「ショパンを弾くために」の記事で紹介してますのでこちらをご覧ください。

華麗なる大円舞曲
ショパンのワルツの中では『子犬のワルツ』と並び人気の高い曲です。
華やかで親しみのあるメロディはショパンが生きていた時代の中性ヨーロッパのサロン(社交場)を連想させます。
演奏の難易度としては中級上となってますので、実際、小学生のピアノコンクール本選の課題曲として相応しいかも知れません。
ショパンのワルツについて紹介した記事もありますので合わせてご覧ください。

まとめ
3,4,5話と続いた全日本学生ピアノコンクールがやっと終わりました!
カイにとって、また修平にとっても色々課題が見えたコンクールでしたね。
今後の展開が楽しみです。
『ピアノの森』シーズン1はNetflixで観れますが「音楽が気に入った」という方はCDもリリースされてますのでチェックしてみてください!
以上「ピアノの森【アニメ】第5話のあらすじと感想、曲の解説【全日本学生ピアノコンクール本選】」でした。
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