クラシック ピアニスト

マウリツィオ・ポリーニ【衰えを隠せない】以前は他の追随を許さない完璧な技術力

今回は現役最高峰のピアニストの一人、マウリツィオ・ポリーニ(以下、ポリーニ)のご紹介です。
どんなに細かい譜面でも難なくこなしてしまう超絶技巧を持ち、へんに感情を込めず正確無比の演奏を信条とするピアニスト。
今は大変、高齢で衰えを隠せませんが・・・。
ポリーニの少年時代、ショパン国際ピアノコンクールの時のエピソード、その後の活躍、おすすめCDなどを中心に書いてますので是非、ご覧ください!

ポリーニの少年時代

ポリーニは1947年1月5日、イタリアのミラノで生まれました。
父は建築家で音楽とは関係ない職業ですが母が声楽・ピアノをやっていたので子どもの頃から音楽を嗜む環境にあったのだと思います。
5歳からピアノを始め、9歳まではカルロ・ロナーティ氏に、9~18歳までカルロ・ヴィドゥッソ氏に師事しました。

ショパンコンクールまでは銀メダルコレクター?

15歳の時には既に地元では天才と言われていたポリーニ。
初の大舞台となったジュネーブ国際コンクールでは惜しくも第2位。
ちなみにこの時、女子部門の1位はマルタ・アルゲリッチでした。

クラペン
クラペン
マルタ・アルゲリッチはショパン国際ピアノコンクールでポリーニがが優勝した次の大会で優勝したピアニストだよ!

ジュネーブ国際コンクールは歴史が古く権威のあるコンクールですがショパン国際ピアノコンクールと違って毎年開催されるため、ポリーニは翌年にも出場しますが、その時は1位なしの第2位でした・・・。

もちろん、2位でもすごいことなのですが後々の活躍を考えるとポリーニの少年時代はコンクールの成績においては苦戦を強いられていたと言えます。

初めての優勝は新設のコンクール

ポリーニが初めてコンクールで優秀するのは1959年のエットレ・ポッツォーリ国際ピアノ・コンクール。
このコンクールは音楽家の育成に多大なる功績を残したイタリアの作曲家・教育者、エットーレ・ポッツオーリをたたえ、彼の出身地で開催されるコンクールです。
今では歴史のあるコンクールとなってますがポリーニが優勝したのは第1回大会になります。

最高の技術力でショパン国際ピアノコンクールを優勝

当時師事していたカルロ・ヴィドゥッソ氏の勧めで第6回ショパン国際ピアノコンクールに出場。

この時ポリーニは18歳。

結果は見事、優勝。

審査員全員一致という圧倒的な支持を得ての優勝でした。
しかも審査員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタイン氏が「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものが果たしているであろうか」と大絶賛したため、ポリーニのピアニストとのしての評価はうなぎ登りです。


こちらが1960年第6回ショパン国際ピアノコンクールでのポリーニの演奏の音源です。審査員全員が認めた若き日のポリーニの圧巻の演奏をお聴きください!

ポリーニの演奏の特徴は前述した通り、どんな難しい譜面でも完璧に演奏する圧倒的な技術力の高さです。
感情や主観を排除するきらいがあるので「機械的」と言われがちですが私程度のクラシック音楽入門者が聴く限りでは充分に叙情的でショパンらしい演奏に聴こえます。

クラペン
クラペン
ここでショパン国際ピアノコンクールについておさらいするよ!

■ショパン国際ピアノコンクールのポイント

  • コンクールの課題曲はショパンの作品のみ
  • ショパンの祖国であるポーランドで5年に1回開催される
  • ピアノ演奏部門のコンクールとしては世界最高峰に位置づけられる
  • コンクールでの優勝者・入賞者は生涯に亘って第一線で活躍できるほどの知名度と評価を得る

同コンクールはピアニストなら誰でも夢みる最高の舞台です。
5年に1回しか開催されず、且つピアノの演奏部門では世界最高峰のコンクールなのですから!
ショパン国際ピアノコンクールの詳細はブーニンの記事で書いてますのでこちらも参照してみてください。

ブーニン【生い立ちから現在まで】ショパン国際ピアノコンクールで伝説となったピアニストについてご紹介今回はスタニスラフ・ブーニンのご紹介です。 ベテランのクラシック音楽愛好家の方はご存知の方も多いと思いますが1985年ショパン国際ピア...

ショパン国際ピアノコンクールに優勝したピアニストは生涯に亘って第一線で活躍できるほどの知名度と評価を得るとのことですが・・・。
ポリーニはどうだったのでしょう?

ショパン国際ピアノコンクール以後のポリーニ

ショパン国際ピアノコンクールで圧倒的な強さで優勝した後のポリーニのその後のキャリアを見ていきます。

ショパン国際ピアノコンクールの後の謎の空白期間

18歳という若さでショパン国際ピアノコンクールを制したポリーニはその直後にEMIでショパンのピアノ協奏曲第1番をリリースし、こちらのアルバムも大絶賛を博しました。

若くして成功を収めた天才ピアニストのこれからの活動に期待された方も多かったと思いますがポリーニはこの後、10年ほど表だった演奏活動から遠ざかります・・・。
その理由については定かではありません。
腕の故障を治すためだとか、自分のピアノの腕がまだ未熟という自覚があり、直ぐに多忙を極める演奏活動を避けたとか所説あるようですが・・・。

本人はまだ生きているので直接聞いてみたら良いと思うのですが、ポリーニ自身は表だった演奏から遠ざかっていたことを否定しているようですwww
ですので本当の理由はやはり謎です。
ただこの間、イタリアの名ピアニストアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリに師事するなどピアノの腕を磨いていたことは確かのようです。

活動復帰以降は第一線で活躍

1968年より演奏活動を本格的に再開します。
その後は数々のアルバムをリリースしヒット作を連発。
ショパン国際ピアノコンクール覇者の名に恥じない活躍を見せます。

1995年からは自ら企画する連続演奏会、『ポリーニ・プロジェクト』を開始、2002年には東京でも行われました。

2018年現在でも未だ現役。
ピアノ演奏に技術については昔のような「大理石のような研ぎ澄まされた音色」「正確無比の技巧」は幾分、衰えは見えているようですが・・・。
逆に丸みを持った大らかな演奏と親しみを持つ人もいるようです。

ポリーニのおすすめCD

好き嫌いは別にして・・・。
ポリーニの完璧と呼べるほど完成度の高い演奏が聴ける1枚。
逆に言うと余計な感情移入や味とも取れるクセがない演奏なので「機械的」と感じる人もいるようですがこの完全無欠の演奏こそポリーニの持ち味なので、まずはこの1枚を聴いてほしいです。

録音が1972年なのでショパン国際ピアノコンクール優勝からの長きに亘る謎を失踪を経て完全復帰した頃の作品です。
ショパン国際ピアノコンクールの時よりさらに技術に磨きをかけた言わば全盛期の頃の演奏が堪能できます。
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まとめ

2018年時点で76歳で未だ現役のポリーニ。
晩年の演奏は技術の衰えの指摘もあり賛否両論あるみたいですが・・・。

76歳にして第一線での場でピアノを演奏すること自体、すごいことなのでやはり伝説級のピアニストですね!

以上、「マウリツィオ・ポリーニ【今も活躍するピアニスト紹介】他の追随を許さない完璧な技術力」でした。

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