ラフマニノフ有名ピアノ曲

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を紹介するよ【第18変奏は映画でもおなじみ】

ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』のご紹介です。
25部からなる変奏曲形式のピアノとオーケストラの協奏的狂詩曲で全曲通して聴くとなかなか聴き応えがあります。
今回は『パガニーニの主題による狂詩曲』のエピソード、特に有名な第18変奏のピアノソロ動画や全曲通して収録されているおすすめCDなどについて書いていきますので是非ご覧ください。

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲とは

クラペン
クラペン
渡米後に作曲した数少ない作品の一つだよ

祖国ロシアを想い描いた曲

セルゲイ・ラフマニノフは1873年のロシア生まれ。
貴族の子として生まれましたが、不幸にも一家は没落してしまいます・・・。
父親がどうもあまり有能な人ではなかったようです。

両親も離婚し母親に育てられたラフマニノフでしたが、その母親にピアノの手ほどきを受け、次第に才能を開花させていきます。
幾つかの挫折を経験したもののロシアで音楽家として名声を得ていたラフマニノフでしたが1917年のロシア革命により祖国は社会主義国家となります。
ラフマニノフは革命の数週間前より亡命の準備をしていました。しばらくはヨーロッパを転々としてましたが、亡命から約1年後にアメリカに渡ります。

アメリカでは作曲家としてではなくコンサート・ピアニスト、つまり演奏家として活躍します。
ラフマニノフは2m以上の巨体で手も非常に大きく、指の関節も異常なほど柔軟でピアノを弾くには恵まれ過ぎた体格の持ち主でした。
さらに演奏技術も非常に高く、リストと並び称されるほど。
そう、音楽史上有数のヴィルトゥオーゾとしても有名なのです。

そんなラフマニノフは演奏家としてアメリカで人気を博し、それこそ作曲する暇もなかったそうです。
ですのでラフマニノフの代表曲はほとんど亡命前に作られたものですが、今回ご紹介する『パガニーニの主題による狂詩曲』はアメリカ亡命後に作曲されたラフマニノフの数少ない作品の一つとなります。

この『パガニーニの主題による狂詩曲』は革命により国を離れることになったラフマニノフの望郷の念が強く出ていると言われています。

またタイトルの由来はハイル・フォーキンによってバレエ化された際に「超絶技巧と引き換えに悪魔に魂を売ったと噂されたニコロ・パガニーニの伝説を筋立てとして利用してはどうか」と提案を受けたそうです。

実際、オーケストラで演奏される主題にパガニーニのカプリース第24番(パガニーニ大練習曲第6番の元)を原曲に用いています。
変奏自体はラフマニノフのオリジナルとなっています。

『パガニーニによる大練習曲』について知りたい方はこちらもご覧ください。

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映画でもよく使われる第18変奏

ラフマニノフの作る曲は叙情的で哀愁漂う甘美なメロディが特徴の一つ。
『パガニーニの主題による狂詩曲』では甘美なピアノの演奏から始まりオーケストラがそれを受ける形で引き継ぐ第18変奏が特に有名で映画のBGMに良く使われます。

動画は映画『ある日どこかで』の1シーンです。
その他、『パガニーニの主題による狂詩曲』が使われた映画は下記の通り。
すべて第18変奏です。

■『パガニーニの主題による狂詩曲』が使われた映画

  • 三つの恋の物語(1953)
  • ラプソディー(1954)
  • ある日どこかで(1980)
  • 愛と死の間で(1991)
  • 恋はデジャブ(1993)
  • 麗しのサブリナ(1995)
  • ONIN(1998)

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲おすすめ動画

クラペン
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クラシック音楽入門者向けをチョイスしたよ

「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏(横内愛弓)

『パガニーニの主題による狂詩曲』の中で特に有名な第18変奏をピアノソロで演奏した動画です。
同曲は非常に長いため(1時間弱)、有名どころの第18変奏の部分を取り出したピアノソロはクラシック音楽入門者にはとっつきやすいと思います。
演奏はYouTubeでお馴染み横内愛弓さん。

ラフマニノフ(パガニーニの主題からNo 18変奏)

NHK交響楽団とユジャ・ワンさんの共演です。
超一流の演奏家たちによる『パガニーニの主題による狂詩曲』の演奏動画ですが、こちらはダイジェスト版です。
曲のポイントを解説しながら聴けるのでこちらもクラシック音楽入門者におすすめです。

ユジャ・ワンさんは今をときめく世界でもトップクラスの評価を受けているピアニストです。
素晴らしい演奏だけでなく過激な衣装で注目を浴びる(物議を醸す)こともありますwww

ユジャ・ワンさんについてもっと知りたい方はこちらもご覧ください。

ユジャ・ワン【過激な衣装が賛否を呼ぶ超絶技巧の美人ピアニスト】おすすめのYouTube動画紹介等今回はユジャ・ワンさんのご紹介です。 超絶技巧の演奏力・過激な衣装などクラッシク音楽の枠にとらわれないスケールの大きいピアニストです。...

ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲おすすめCD

クラペン
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おすすめCDにもユジャ・ワンさんが登場!

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/パガニーニの主題による狂詩曲

ピアノ協奏曲はピアノ小品と違い、長い演奏となるので1枚のCDにそれだけ収録されているケースが多いです。
上の動画で『パガニーニの主題による狂詩曲』を気に入っていただけたなら今度はCDで全編、じっくりとお聴きください。
マーラー・チェンバー・オーケストラとユジャ・ワンの共演です!

ユジャ・ワンさんについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。

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ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第1番&パガニーニの主題による狂詩曲

長きに亘り日本人のトップピアニストとして活躍された中村紘子さんとロシア国立交響楽団の共演です。
こちらのアルバムは『パガニーニの主題による狂詩曲』だけでなく『ピアノ協奏曲第1番』も収録されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ラフマニノフは自身も天才的なピアニストで代表曲も今回ご紹介した『パガニーニの主題による狂詩曲』のようにピアノとオーケストラが共演するピアノ協奏曲の形式のものが多いです。
このピアノ協奏曲はピアノとオーケストラの両方の演奏の良いところを堪能できるのでピアノ曲からクラシック音楽のジャンルを広げていくにはうってつけです。

以上、「ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を紹介するよ【第18変奏は映画でもおなじみ】」でした。

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