シューマン有名ピアノ曲

シューマンのパピヨンを紹介するよ【作曲家デビューの年に作られたピアノ小品集】

『パピヨン』はシューマンが作曲家デビューした年に発表されたピアノ小品集です。
今回はシューマンのピアノ小品集『パピヨン』に関してのエピソードやおすすめ動画・おすすめCDなどを中心にご紹介していきたいと思います。

シューマンのパピヨンについて

シューマン
シューマン
私が作曲家として活動し始めた直後の曲です

作曲家として活動し始めに書いた意欲作

『パピヨン』は1830年、シューマンが20歳の頃の作品です。
当時のシューマンは師であるフリードリヒ・ヴィークとあまり上手くいっておらず、レッスンは続いていましたが師匠のもとを離れて暮らしていました。
自分の下宿先やコーヒーハウスなどで芸術仲間たちと夜通しで音楽議論を交わしていた時期でもあります。
シューマンは1831年に『自伝的覚え書き』にて「練習のし過ぎで右腕がダメになった」と述べているので『パピヨン』を作った当時はまだ右腕は健在だったかもしれませんのでピアニストと夢も諦めていなかったかも知れませんね~。

いずれにせよ『パピヨン』は同年に発表した『アベッグ変奏曲』と合わせシューマンが自身の作品を世に問うた最初のピアノ小品集と言えます。

ただ『パピヨン』を発表した当初の評判は必ずしも良いものではありませんでした・・・。

ドイツの人気小説家の作品の影響を受けて

「奇抜な和声や大胆な転調が多い」「曲想がせわしない」など『パピヨン』は当時の批評家たちから批判を受けます。
シューマンはロマン派時代の音楽家の中でも革新派として知られ、特に文学に精通していたことから小説からインスピレーションを得た作品なども手掛けており、シューマンの音楽構成や表現は当時はかなり斬新だったようです。

今回ご紹介しております『パピヨン』もドイツの人気小説家、ジャン・パウルの長編小説『生意気盛り』から着想を得て作られた曲となります。
ジャン・パウルの書く小説は難解ということで知られており、『パピヨン』はその影響を受けた曲な訳ですから、自ずと斬新な曲想になったのかも知れませんね~。

当時は音楽以外の芸術と音楽を結びつけることすら斬新だった時代ですから・・・。

シューマンのパピヨンの構成

『パピヨン』の構成を見ていきましょう。

■シューマンの『パピヨン』の構成

  • 序奏
  • 第1曲:仮面舞踏会
  • 第2曲:ヴァルト
  • 第3曲:ヴルト
  • 第4曲:仮面
  • 第5曲:ヴィーナ
  • 第6曲:ヴルトの踊り
  • 第7曲:仮面の交換
  • 第8曲:告白
  • 第9曲:怒り
  • 第10曲:仮面を脱ぐ
  • 第11曲:大急ぎ
  • 第12曲:終景と帰り行く兄弟たち

序奏+12曲で構成されています。
シューマンの構成は一つ一つの曲にタイトルがつき、ストーリーのようになっているのが特徴ですね~。
小説からインスピレーションを得ているだけのことはありますwww

第1曲目の『仮面舞踏会』の旋律は1834~1835年にかけて作ったピアノ小品集『謝肉祭』の第6曲目『フロレスタン』に引用されています。

シューマンの『謝肉祭』についての記事もありますので合わせてご覧ください。

シューマンの謝肉祭を紹介するよ!【ショパンや想い人に捧げたピアノ小品集】『謝肉祭』は20曲からなるシューマンの初期作品を代表するピアノ小品集です。 今回はシューマンのピアノ小品集『謝肉祭』に関してのエピソー...

シューマンのパピヨンおすすめ動画

シューマン
シューマン
『パピヨン』のおすすめ動画!

パピヨン

『パピヨン』は全曲通しても14分程度です。
その14分の中で様々な表現が愉しめる曲になっております。少々せわしない感じを受ける方もいらっしゃるかも知れませんが・・・。
私見ではシューマンの作る曲の旋律は耳に馴染みやすいので聴きにくさはあまりないかなと。
因みにシューマンの作品は演奏が難しいものが多いようですが、『パピヨン』は比較的、簡単なようです。
簡単といっても初心者向きではないと思いますw

シューマンのパピヨンおすすめCD

シューマン
シューマン
『パピヨン』のおすすめCD!

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

日本を代表するピアニスト、辻井伸行さんのアルバム。
本アルバムのメインはタイトル通りチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番ですが・・・。
シューマンの『パピヨン』も全曲入ってますので、辻井さんの演奏で是非ご堪能ください!

辻井伸行さんについての記事もありますので宜しければご覧ください。

辻井伸行という盲目の天才ピアニストのご紹介【母と2人3脚で歩んだ世界への道】今回は盲目の天才ピアニスト辻井伸行さんのご紹介です。 本ブログ「クラシックなひと時」でも各作曲家のピアノ演奏のおすすめ動画、おすすめC...

シューマン:謝肉祭〔浜離宮朝日ホール・ライヴ〕

こちらはシューマンがメインのアルバムです。
ピアニスト、田部京子さんのライブを収録した作品となってます。
収録曲はシューマンの『謝肉祭』と今回ご紹介している『パピヨン』。
上項で少し触れましたがパピヨンの第1曲目の『仮面舞踏会』の旋律は『謝肉祭』の第6曲目『フロレスタン』に引用されていたりするので、その辺りも注目して聴いてみてください。

まとめ

シューマンのピアノ曲集は一つ一つの短い曲に様々な意図を持たせ、一つの曲集に集約しているので面白いですね。
斬新ではありますが難解な印象はないので聴きやすいと思います。

以上、「シューマンのパピヨンを紹介するよ【作曲家デビューの年に作られたピアノ小品集】」でした。

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