シューマン有名ピアノ曲

シューマンの謝肉祭を紹介するよ!【ショパンや想い人に捧げたピアノ小品集】

『謝肉祭』は20曲からなるシューマンの初期作品を代表するピアノ小品集です。
今回はシューマンのピアノ小品集『謝肉祭』に関してのエピソードやおすすめ動画・CDなどを中心にご紹介していきたいと思います。

シューマンの謝肉祭について

シューマン
シューマン
色んな登場人物が出てくる曲集です

シューマンの初期ピアノ作品の傑作

シューマンはもともとピアニストを目指していたこともあり、初期の作品のほとんどがピアノ曲です。
その中でも特に有名なのが『子どもの情景』『クライスレリアーナ』、そして今回ご紹介する『謝肉祭』です。

『謝肉祭』は全20曲からなるピアノ小品集で副題に「4つの音符による面白い情景」とつけられています。
副題の由来は当時、シューマンが恋をしていたエルネスティーネ・フォン・フリッケンの故郷であるアッシュを「ASCH」と音名表記(「ラ・ミ♭・ド・シ」「ラ♭ – ド – シ」)したことによりつけられました。『謝肉祭』の20曲のうちのほとんどがこの音列に準じて作曲されています。(『前口上』と『ショパン』以外全て)

『謝肉祭』はエルネスティーネ・フォン・フリッケンへの「恋する気持ち」から生まれた曲集って訳ですね~。
また20曲ある中でエルネスティーネ・フォン・フリッケンだけでなく色んな登場人物が出てくるのも『謝肉祭』の特徴です。

文学的な要素も兼ね備えた甘美なピアノ小品集

古典派以前の音楽には作品にタイトルがつくのは稀なことで(ついていたとしても、ほとんどは後からつけられたもの)曲に対しての印象は聴き手に委ねることが通常でした。

シューマンが活躍したロマン派時代(1820~1850年)になると音楽にタイトルがつくことが一般化され始めます。
『標題音楽』と呼ばれ、リストやベルリオーズ、シューマン等がその先駆けとなりました。

シューマン
シューマン
自由度の高いピアノ小品集が人気になったのもロマン派音楽の特徴かな~

ロマン派音楽について詳細の記事もあるので合わせてご覧ください。

ロマン派音楽の特徴・有名な曲・活躍した作曲家などの歴史を知ろう!今回はロマン派と言われる時代の音楽についてご紹介したいと思います。 楽聖ベートーベンがロマン派の幕開けをしたと言われますが・・・。 ...

シューマンの『謝肉祭』の曲目は下記の通り。

■『謝肉祭』の曲目

  • 第1曲:前口上
  • 第2曲:ピエロ
  • 第3曲:アルルカン(道化役者)
  • 第4曲:高貴なワルツ
  • 第5曲:オイゼビウス
  • 第6曲:フロレスタン
  • 第7曲:コケット
  • 第8曲:返事
  • 第9曲:パピヨン(蝶々)
  • 第10曲:A.S.C.H. – S.C.H.A. – 踊る文字
  • 第11曲:キアリーナ
  • 第12曲:ショパン
  • 第13曲:エストレラ
  • 第14曲:めぐりあい
  • 第15曲:パンタロンとコロンビーヌ
  • 第16曲:ドイツ風ワルツ-パガニーニ
  • 第17曲:告白
  • 第18曲:プロムナード
  • 第19曲:休憩
  • 第20曲:ペリシテ人と戦うダヴィッド同盟の行進

色んなタイトルがつけれてますね~。
その中でも目を引くのが第12曲目の『ショパン』、第13曲目の『エストレア』。
『ショパン』は当然、あのショパンですw
『エストレア』は当時の想い人、エルネスティーネ・フォン・フリッケンのことですね~。
両曲とも下項目のおすすめ動画でご紹介させていただいておりますので是非、聴いてみてください。

他には第11曲目『キアリーナ』。
こちらは後に結婚するクララ・ヴィークのこと。
『謝肉祭』を作った当初はまだクララとは恋愛感情がなかったのかな~。(別の人を想って作ったピアノ小品集なので)
第16曲目『ドイツ風ワルツ-パガニーニ』の「パガニーニ」はロマン派時代に活躍したヴィルトゥオーゾの先駆者、ヴァイオリニストのパガニーニのことです。

実在する人物以外にもシューマンの評論に出てくる架空の団体「ダヴィッド同盟」の構成員の名前がタイトルになっている第5曲目『オイゼビウス』、第6曲目『フロレスタン』というのもあります。
文学にも精通しているシューマンらしい創造力に満ちた作品ですね~。

シューマンの謝肉祭おすすめ動画

シューマン
シューマン
『謝肉祭』のおすすめ動画!

11. キアリーナ12. ショパン13. エストレア14. 再会

11~14番目までを一気にどうぞ!
11曲目の『キアリーナ』は後に結婚するクララ・ヴィークのこと。そして12曲目のショパンを挟んで13曲目は当時の想い人で本曲集もこの人のために作ったと言われるエルネスティーネ・フォン・フリッケンです。
若き日の恋に揺れるシューマンの心情を想いながら聴くと良いと思います。

12. ショパン

YouTubeでお馴染みの横内愛弓さんの演奏。
ショパンを最初に評価したのはシューマンと言われます。
シューマンは当時、音楽評論家としても活動をしていて文面でもショパンを大絶賛していますが本曲は音楽でショパンに敬意を表しています。
ショパンを思わせる甘美なメロディですね!

シューマンの謝肉祭おすすめCD

シューマン
シューマン
『謝肉祭』のおすすめCD!

シューマン:謝肉祭、子供のためのアルバムから3曲

ポリーニやアルゲリッチも師事した大物ピアニスト、ミケランジェリのアルバムです。
ミケランジェリは非常に繊細で完璧主義のピアニストだったので公式音源はそれほど多くありません。
そんな中、本アルバム『シューマン:謝肉祭、子供のためのアルバムから3曲』は1975年、ミケランジェリが55歳の時の音源で貴重と言えます。
透明感溢れる音色、細部までこだわった完璧主義者のミケランジェリらしい繊細な表現力が素晴らしいです。

永久(とわ)への響き

遅咲きのピアニスト、フジコ・ヘミングさんのアルバムです。
一つ一つの音に色をつけるように・・・。
独創性の強いフジコ・ヘミングさんの演奏でシューマンの『謝肉祭』を堪能できます。
シューマンの曲以外にもショパンの『別れの曲』やリストの『ラ・カンパネラ』などクラシックピアノの定番ともいえる超有名曲も収録されています。

 

フジコ・ヘミングさんをご紹介した記事もありますので合わせてご覧ください。

フジコ・ヘミングを紹介するよ【魂のピアニスト】壮絶な人生、ピアニストとしての評価など今回はピアニスト、フジコ・ヘミングさんのご紹介です。 デビューアルバムの『奇蹟のカンパネラ』はクラッシク音楽としては異例の大ヒット。 ...

まとめ

『謝肉祭』は20曲ありますが1曲の時間が短いし、耳に馴染むキャッチーなメロディの曲が多いのでクラシック音楽初心者でも聴きやすいと思います。
ピアノ曲といえばショパンやリストが有名ですがシューマンも良いですよ!

以上、「シューマンの謝肉祭を紹介するよ!【ショパンや想い人に捧げたピアノ小品集】」でした。

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