クラシック音楽の有名な曲

シューマンの交響曲「ライン」を紹介するよ【シューマン有名な曲(交響曲第3番)】

今回はシューマンの交響曲第3番『ライン』についてご紹介します。
ロマン派時代の前期に革新的な発想で音楽を作り続けたシューマンの交響曲の第3弾となります。
交響曲第3番『ライン』に関するエピソードやおすすめ動画・おすすめCDなどを書いてますので是非、ご覧ください!

シューマンの交響曲第3番「ライン」について

シューマン
シューマン
家族のためにもこの曲で成功する必要があったんだ!

定職を求めて地で

『ライン』はシューマンの交響曲第3番として1850年に作曲されました。
シューマンの交響曲は第4番まであるのですが、この第4番というのは2番目に作った交響曲が後に改訂されて第4番となったので『ライン』は繰り上がりで第3番となります。
よって『ライン』は実質はシューマンが最後に作曲した交響曲となります。

シューマンは1850年にデュッセルドルフの管弦楽団・合唱団の音楽監督に招かれるのですが、地元から非常に歓迎されます。
これにはシューマン一家は気を良くしたようです。
ただ反面、シューマンには大きなプレッシャーもありました。
この当時のシューマンは作曲家として高名でありましたが、実は作曲だけで安定して食べていけるほどではありませんでした。
奥さんのクララは相変わらずスターピアニストで演奏会を開けば大きな収入を得ることができたようですが、シューマンとの間に8人の子供がいたので子育てでそれどころではない状況でもありました。

クララもシューマンに対して定職につくことを望んいたようですので、シューマンはこのデュッセルドルフの管弦楽団・合唱団の音楽監督という職を是が非でも全うする必要があったのです。
この時期に作曲された交響曲第3番『ライン』は新天地でのシューマン自身の活躍を占う、重要な曲でした。

交響曲第3番「ライン」

シューマンは自身が作った曲にはタイトルをつけることが多かったのですが、今回ご紹介しております交響曲第3番『ライン』はシューマン自身が付けた訳ではないようです。

デュッセルドルフの管弦楽団・合唱団の音楽監督に就任後、シューマンはライン川を好んで散歩したと言われており、交響曲第3番を作曲中において大いに感化されたことから、『ライン』という曲名がつけられたようです。

ただライン川というのは後にシューマンが自殺未遂(ライン川に身を投げたが漁師に発見され助かった)をした場所でもあります・・・。
ライン川は色々と晩年のシューマンに関わりの多い場所ですね・・・。

映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」でも

映画『クララ・シューマン 愛の協奏曲』はタイトルの通り、妻のクララが主人公の映画で、クララとシューマン、ブラームスとの三角関係を中心とした人間模様がメインのストーリーですが時期的にシューマンがデュッセルドルフの管弦楽団・合唱団に就任してから亡くなるまでのお話なので交響曲第3番『ライン』を作曲している様子も描かれています。

もちろん映画なので史実とは違う場面も多々あると思いますが・・・。
(映画ではシューマン自身がこの曲を『ライン』と名付けている)
精神を患いながらも真摯に曲を作る様が伝わってきますので興味のある方は是非、ご覧ください。

シューマンの交響曲第3番「ライン」の構成

交響曲第3番『ライン』の構成を見ていきましょう。

■シューマンの交響曲第3番『ライン』の構成

  • 第1楽章:生き生きと(Lebhaft)
  • 第2楽章:スケルツォ きわめて中庸に(Sehr mäßig)
  • 第3楽章:速くなく(Nicht schnell)
  • 第4楽章:荘厳に(Feierlich)
  • 第5楽章:フィナーレ 生き生きと(Lebhaft)

5楽章編成です。

第1楽章は「ローレライ付近」、第2楽章は「コブレンツからボン」、第3楽章は「ボンからケルン」、第4章は「ケルンの大聖堂」、第5章は「デュッセルドルフのカーニバル」に関連性があるようです。

初演はシューマン自身が指揮をとり、大絶賛されました。
映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」では交響曲第3番『ライン』の初演をクララとシューマンの二人で指揮をとってましたがこれは史実に沿っていないのですねw

シューマンの交響曲第3番「ライン」おすすめ動画

シューマン
シューマン
交響曲第3番『ライン』のおすすめ動画!

交響曲第3番「ライン」

第1楽章は『N響アワー』のオープニングでテーマ曲としても使われましたので聴き覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。
演奏時間は約35分。交響曲としては平均的な長さです。

シューマンの交響曲「ライン」おすすめCD

シューマン
シューマン
交響曲第3番『ライン』のおすすめCD!

シューマン:交響曲第1番「春」&第3番「ライン」

パーヴォ・ヤルヴィ+ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団で演奏されるシューマンの交響曲集。
交響曲第1番『春』と今回ご紹介している第3番『ライン』が収録されています。
パーヴォ・ヤルヴィは丁寧で柔和な音楽づくりを信条としており、ダイナミックさよりも繊細さを重要視する指揮者なので日本人好みの演奏だと思います。

シューマン:交響曲第1番「春」、第3番「ライン」

カラヤンとベルリンフィルの演奏でシューマンの交響曲第1番「春」と今回ご紹介しております交響曲第3番「ライン」が聴ける1枚です。
カラヤンの指揮が創り出す重厚で巧みなアンサンブルを是非、ご堪能ください。

まとめ

シューマンの晩年の作品、交響曲第3番『ライン』をご紹介させていただきました。
精神を患いながらも家族の生活の安定のため、必死の想いで作り上げた名曲なので何だか深みを感じさせますね。

シューマンの全盛期につくられた交響曲第1番『春』と是非、聴き比べてみてください。
幸いCDもこの2曲がセットになってるものが多いようですw
交響曲第1番『春』についての記事もありますので、こちらも是非ご覧ください。

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以上、「シューマンの交響曲「ライン」を紹介するよ【シューマン有名な曲(交響曲第3番)】」でした。

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