クラシック音楽の有名な曲

シューマンの交響曲「春」を紹介するよ【シューマン有名な曲】

今回はシューマンの交響曲第1番『春』についてご紹介します。
ロマン派時代の前期に革新的な発想で音楽を作り続けたシューマンの交響曲の第1弾となります。
交響曲第1番『春』に関するエピソードやおすすめ動画・おすすめCDなどを書いてますので是非、ご覧ください!

シューマンの交響曲第1番「春」について

シューマン
シューマン
友人のメンデルスゾーンに指揮をお願いしたんだ

交響曲第1番としてシューマンの全盛期につくられた

『春』はシューマンの交響曲第1番として1841年に作曲されました。
シューマンは1830年から作曲活動を始めましたが、長らくピアノ曲しか作っていませんでしたが・・・。
なぜか急に歌曲に目覚め、1840年の1年間は120曲以上の歌曲・重唱曲を作りました。
『リーダークライス(2つ有り)』、『ミルテの花』、『女の愛と生涯』、『詩人の恋』が1840年に作られた代表的なシューマンの歌曲集になります。

『ミルテの花』第1曲目の『献呈』は結婚相手のクララに捧げた曲として有名です。
後にリストによってピアノ編曲版も発表されました。

『献呈』の記事もございますので合わせてご覧ください。

シューマン=リストの献呈について紹介するよ【ピアノ独奏曲版】おすすめ動画・CDなど『献呈』という曲はもともとは歌曲としてシューマンが作曲し、後にリストがピアノ独奏曲として編曲しました。 今回は『献呈』の作曲・編曲につ...

交響曲については1832年に一度、作曲を試みていますが未完に終わったので(ツヴィッカウ交響曲)今回ご紹介する1841年に作られた交響曲『春』が第1番という訳です。

シューマンの作曲の全盛期と言われるのが1840年前半頃と言われます。
シューマンが初めて完成させた交響曲第1番『春』は評判も上々で、この後もピアノ5重奏やらオラトリオ等、どんどん作曲分野を広げていきます。

プライベートでも1841年はクララとの間に子供もできたので公私ともに充実している時期につくられた曲と言えます。

シューベルトからの影響もある!?

シューベルトは学校の音楽の授業にも必ず出てくる歴史上においても超有名な作曲家ですが、実を言うと生前は無名でした・・・。
「歌曲の王」と呼ばれ、約600曲も作曲し、他のジャンルも合わせると1000曲以上も作曲したシューベルトですが、そのほとんどの曲が生前はごく一部の人しか知れ渡っていなかった訳です。(シューベルトは仲間内では評判が良く、内輪でのコンサートは開いていた)

そんなシューベルトの曲を発掘して売り出したのがシューマンです。
シューマンは出版社の家庭に生まれ、もともとは文学少年だったことから、音楽関連の執筆活動でも才能を発揮しており、同世代のメンデルスゾーン、リスト、ショパンの評論以外にもバッハやシューベルトの再評価をした人でもあります。

シューマンはシューベルトを非常に尊敬していたようです。
1838~1839年にかけてシューマンはウィーンに住む、シューベルトの兄、フェルディナントを訪問します。
その際にシューベルトの交響曲第9番ハ長調交響曲『ザ・グレイト』の草稿に巡り合います。
このシューベルトの交響曲の草稿はシューマンから盟友メンデルスゾーンへと亘り、再演を果たしシューベルトの再評価にも繋がりました。

このシューベルトの交響曲との出会いが1838~1839年の出来事。
そしてシューマンがピアノ曲以外のジャンルを積極的に手掛けたのは1840年以降です。
(1840年は歌曲を中心に作曲、1841年は交響曲第1番『春』を発表)

シューマンがシューベルトの交響曲の影響を受けて、様々な分野の作曲にチャレンジするようになった・・・。
かどうかはわかりませんがwww

多少はモチベーションが上がった要因になっているのではないかと思います。

無名詩人からアイデアを得た交響曲第1番『春』

文学に精通しているシューマンは前述した通り執筆活動でも活躍しましたが、音楽と文学を結びつけるという革新的な試みをした作曲家でもあります。
古典派以前の音楽は曲にタイトルをつけたり、曲に込められた意図を聴き手に伝えるようなことは稀でした。
音楽の印象は常に聴き手の感覚に委ねられていたのです。

シューマンは詩から着想を得て作曲したり、曲にタイトルを付けるなど音楽を「自己表現」の手段として確立していきます。

今回ご紹介しております交響曲第1番『春』は無名の詩人、アドルフ・ベトガーの作品の最終行「谷間には春が萌えたっている」という文章にインスピレーションを感じて作ったと言われています。

シューマンの交響曲第1番「春」の構成

交響曲第1番『春』の構成を見ていきましょう。

■シューマンの交響曲第1番『春』の構成

  • 第1楽章:Andante un poco maestoso – Allegro molto vivace
  • 第2楽章:Larghetto
  • 第3楽章:Scherzo. Molto vivace
  • 第4楽章:Finale. Allegro animato e grazioso

4楽章編成です。
古典派で確立した様式を踏襲してますね~。
ロマン派の時代は交響曲により自由度を持たせた「交響詩」というジャンルがリストによって確立されますが、この時はまだそこまで発展していません。

1841年3月31日に盟友メンデルスゾーン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によって初演され、高評価を得ます。(この時の主催は奥さんのクララ・シューマン)
シューマンはこの後も第4番まで交響曲を作ります。

シューマンの交響曲第1番「春」おすすめ動画

シューマン
シューマン
交響曲第1番『春』のおすすめ動画!

交響曲第1番「春」

序奏のまるで春を告げるようかのようなトランペットとホルンのファンファーレが印象的ですね。
交響曲は30分以上もあるので初心者のうちは集中して全ての演奏を聴こうとすると構えてしまうかも知れませんが4楽章に分かれていることを踏まえ、1楽章ずつでも聴いていけば良いと思います。
各章特徴があるので感じ取れるようになると交響曲にはまっていくと思います。

シューマンの交響曲「春」おすすめCD

シューマン
シューマン
交響曲第1番『春』のおすすめCD!

シューマン:交響曲第1番「春」&第4番

音楽の都ウィーンを本拠地とする名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と指揮者はアメリカが生んだ20世紀を代表する音楽家、レナード・バーンスタインというメンバーでシューマンの交響曲を堪能できるアルバムです。
本アルバムには今回ご紹介しております交響曲第1番『春』と第4番が収録されています。
スター指揮者と名門楽団のコラボでハイレベルの演奏が繰り広げられます。

シューマン:交響曲第1番「春」&第3番「ライン」

パーヴォ・ヤルヴィ+ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団で演奏されるシューマンの交響曲集。
今回ご紹介している交響曲第1番『春』と第3番『ライン』が収録されています。
パーヴォ・ヤルヴィは丁寧で柔和な音楽づくりを信条としており、ダイナミックさよりも繊細さを重要視する指揮者なので日本人好みの演奏だと思います。

まとめ

シューマンの交響曲はベートーベンやモーツァルトほど一般的に有名ではなく、数も少ないですが、どれも選りすぐり名曲なので是非、聴いてみてください。

以上、「シューマンの交響曲「春」を紹介するよ【シューマン有名な曲】」でした。

クラシック音楽をお得に聴くにはこれ!

クラシック音楽に興味を持ち始めたら色んな曲を聴きたくなりますよね!
でも聴きたい曲をCDで購入したら結構なコストになります。

しかしAmazonプライム会員なら安価な年会費でかなりのクラシック音楽を堪能することができます。
今をときめくクラシックアーティストのCDを多く聴きたいならAmazon Music Unlimitedに入会すれば本サイトでご紹介している比較的最近リリースされたアルバムでも聴ける可能性があります。
是非、下記ボタンをクリックし、紹介記事をご覧ください!
新規登録後30日間は無料です。

プライム会員の情報をもっと知る